足りない？と感じたときのチェックポイント
１．体重
１カ月で出生時体重に約プラス１kg
３カ月で約２倍
＊一日の体重増加量は毎日測って出した物では ありません。増える日もあれば，増えない日もありますから，週単位か，月単位で体重の増え方を評価してくださいね。
２．おしっこ，うんちの量
足りなければ，回数・量が減るはずです。
今までに比べて，だいたい同じ回数・量であれば様子を見て良いです。ただし，赤ちゃんは大人に比べてたくさん汗をかきますから気温や湿度も考慮してください。
３．授乳回数
昼間は１〜２時間毎に頻回だけど，夜は２〜３時間は空いてくれるのであれば問題ありません。
一回の授乳時間も１時間かかっても構いません。
まるで一日中おっぱいを含ませているような気持ちでしょうが，おっぱいの機能を十分に働かせる為にも，分泌する量を増やすためにも必要なことです。
おっぱいは時間と量を気にしてはいけません。
＊少ない量で頻回に吸うことで胃腸にも負担をかけないし，一日量を稼いでいます。
泣いているから足りていないんだと判断するのは間違いです。
＊泣いていてもおっぱいを含ませれば泣きやんで眠ってしまうのであれば，それはお腹が空いたのではなくお母さんにダッコされておっぱいを吸っていたいと泣いていたのかもしれません。
＊ミルク
体重の伸びが悪いときはミルクを足しましょう。
おっぱいも大切ですが，軌道に乗るまでに１〜３カ月かかることもありますから，その間に赤ちゃんの成長に問題があってはせっかくおっぱいでがんばっても発育に影響してしまいます。
ただし，量は３０〜５０ミリ。体重の伸びに対してのみ手助けするのですから，泣く，間隔が空かないからとこれ以上足してしまっては，今度はおっぱいの分泌が少なくなってしまします。少ない量を足して，おっぱいの吸う回数は増やします。足す回数は何度でも構いません。
おっぱいの間隔が伸びてきたなあ，体重の伸びがよくなって安心できるなあと思ったらミルクの量を減らす努力をしましょう。
気持ちの問題が大きいです。足すときもやめるときも思い切りが大切です。