11月11日、旦那様の同僚の結婚式に出席してきましたので台湾の結婚式事情をちょっとお話させて頂きたいと思います台湾での結婚式は初体験だったのでワクワクしながらの出席だったんですが、これが結構興味深いというかなかなかうならせてくれる披露宴でした。結婚式の10日ほど前にパーティーのお話を頂き、夫婦そろっての出席をお願いしました。

特に招待状らしきものもなかったので簡単な食事会なんだろうと思っていたんです。

台湾の結婚式は日本のように結婚式場というものは無く、レストランや自宅で披露宴をするパターンが多いらしく、今回の同僚も家でするというお話でした。さっそく友達に服装やご祝儀のことやらを聞くと、服装はフォーマルでなくごく簡単な服装でいいとの事(みんな本当に普段着できてました)

ご祝儀は,友達なら1000ドル〜2000ドルの間で偶数の金額(1200、1600など、但し“4”という数字はいけない数字とされているので1400ドルは×なのだそうです)を包むという話なので私達は夫婦で出席ということもあり2000ドル包みました。

日本円で約7000円相当です。

こちらの披露宴では引き出物などはなく、ただ来てもらって食事をしながら祝ってもらうという形式なのでご祝儀も気持ち程度でいいというのです。当日私達は普段着よりもちょっとこぎれいな服装に身を包み、迎えに来てくれた友達と一緒に会場に向かいました。

車中私達夫婦は

(私)「でも自宅でパーティーなんてすごいよね。身内だけでするなら分かるけど、半年くらいの付き合いの私たちまで呼んでくれるんだから、もしかしてすごい豪邸だったりして!!」

(旦那様)「そーいわれてみれば、なんかお坊ちゃまのような雰囲気をかもし出してるぞ。お坊ちゃまだったりして!」

などと会話を弾ませていると、車はどんどん密集した住宅地に入っていくんですよ。

こんなところにいきなり豪邸があるとは思えないぞ??と思っていると到着。
私達が目にしたものは。。。なんと路上披露宴でした!!

そーなんです。台湾では“自宅でパーティー”は“自宅の前の路上でパーティー”なんです。
道いっぱいにテントがセットされていました。道幅およそ6M、奥行き20M、そのテントの両脇には10人掛けの円卓がおよそ25〜30卓。

そこの道はL字で正面が突き当たり、左にしか行けない道なのですが同僚のパーティーのテントは行き止まりまで続き、そこを曲がった先には別のカップルのパーティー会場になっていました。

しかもそのテントにはステージがあってミラーボールがクルクルまわり、カラオケ大会でも出来るような設備だったんです。
この時期は結婚式が多いと聞いていましたが、テントからぶら下がる扇風機をみながら「なるほど、少し涼しくなってきたこの時期にパーティーをするのは正解かもね」と妙に納得をしてしまいました。

しかし道は通行止めなんですよ?いいんですかっ!!

今度機会があったらお話したいのですがお葬式も同じなんです。

道いっぱいにテントを張り、通行止め。

しかもお葬式は長く1週間くらいはテント張りっぱなし。朝から晩までお経をあげたり、楽器を演奏したりが延々と続きます。

その話はまた機会がありましたらゆっくりと。。

1時間ほど早く着いてしまった私達は新郎新婦に挨拶や受付をすませウロウロしていると新郎が事前に撮った写真があるからと言うので見せてもらうことに。これまたビックリ。

かなり充実した物でアルバムというよりは写真集に近いノリ。大きさも縦80cm×横50cm位の大きさで、室内で撮ったものや野外で撮ったもの、衣装替えもかなりしてありました。

そういえば台湾ではこんな風に撮ってくれる写真屋さんが沢山あるんです。

みんな自分の写真集みたいなものを作っちゃうみたいですよ。成人の記念とか、特に結婚の時にはかなりの金額をつぎ込んで撮るらしいのです。

そういう私もお恥ずかしいのですが実は体験済みなのです。。。私の場合はカメラマンの卵という人に撮ってもらったのでかなり安く上がりました。とはいっても1日かけて50ショット位撮り(もちろん衣装も7,8回着替え)その内のいいのを20位選んでアルバムにしてもらいました。料金は日本円で12000円位だったかな。ちゃんとしたプロの人に頼むと3,4倍くらいはすると思いますが日本で同じ事をしようと思ったらとてもそんな金額では出来ないと思います。余談が長くなりましたが、そんなこんなで開始の時間になり人も続々と集まってくると突然バクチクがバンバンと鳴り響き(台湾では何かあると必ずバクチクが登場します。日本のバクチクの3本分くらいの太さのものが数メートル続いたもの)それが始まりの合図なのか、なんとなく始まりました。

食事は中華料理方式で大皿でばんばんきます。

料理は委託された会社の人たちがテントの奥で作ってました。

新婦は2回ほど色ドレスに着替え、その度各テーブルに回ってきてくれました。

そして2時間ほど経つとざわつき始めみんな料理をお持ち帰りのビニール袋に詰め始めたんです。パックなどというものは無く、普通のビニール袋が各テーブルごとに置かれており、それに余った料理を自由に持ち帰るのですが、一見すると生ごみの様でもありました。

結局誰の挨拶も無くなんとなく終了してしまったので誰が両親かも分からないまま終わってしまいました。もう少しセレモニーチックなものがあってもよかったのではという印象でしたね。帰る時に気が付いたのですが新婦は10本の指に10個指輪をし、首にはネックレスがジャラジャラ、腕にはブレスレットがジャラジャラしていたので聞くと新郎新婦お互いの親族から貰うんですって。

新郎はゴージャスなネックレスと、ネクタイピンを着けてました。テントを見たときは腰が砕けそうになりましたが、思い出深い結婚式となりました。

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