敦煌への旅

行って来ました!子連れウルムチ・敦煌の旅!
ヒナちゃん1歳の誕生日を敦煌の砂漠でラクダに乗って迎えました。
上海からウルムチまで飛行機で5時間。おとなしくしていてくれるか心配でしたが、そんなにグズることもなく無事に到着。
夜だったんですが日没が9時くらいなのでまだ明るく、うつくしい夕日?
がわたしたちを迎えてくれました。
子供がまだ小さいのでツアーに参加するのも大変だと思い、完全フリーで行動したんです。
まず空港に到着するとタクシーの運ちゃんと値段の交渉から始まりました。
とりあえずホテルまで交渉成立。次の日の観光の為に1日貸切の交渉をしたんですが、私たち外国人には法外な金額を平気でふっかけてくるので、こちらも負けじと交渉をし、なんとか平均的な金額で折り合いがつきました。
朝、まだ眠そうなヒナちゃんを無理矢理起こし、いざ観光へ。。
観光と言っても、山や草原の風景を堪能するくらいなんですけどね。
ウルムチはウイグル族という民族が多く、みんな遊牧生活をしているんですよ。
広大な草原、羊の群れ、パオと呼ばれる住居で生活するウイグル族。
なんとも雄大な景色に時の流れを忘れてしまいました。
そして今回のお楽しみの一つ。「パオの中で食事をする!」を実現する為にタクシーの運ちゃんに頼んで探してもらいました。たどりついた所は、かわいい女の子が民族衣装を身にまとったこぎれいなパオ。
どんな料理が出てくるのかとワクワク待っていると、最初に出てきたのは羊のホットミルク。匂い、味ともにちょっとキツイ。。。
「もしかして食べれないかも。。。」という不安を胸に次の料理を待ってみました。

出てきたものは、羊の肉を串にさして焼いた“シシカバブ”。
香辛料たっぷりの肉はなかなかイケテル。(でもパオに案内される前に脇で羊を1体解体していたんだよなぁ。。。あれってもしかしてコレ!?)
続いてチャーハン登場。これもいいお味。手作りのパンとバターもあって感激!
でも大人3人(タクシーの運ちゃんも一緒に食事をとったんです)にはちょっと量が少ないなぁと思っていると、タクシーの運ちゃんが気を利かせてシシカバブをどこからかもって来てくれたんです。
お腹もいっぱいになったのでお勘定をすると、トラブル発生!
最初に大人3人で300元(日本円で約4,500円。ちょっとボラれてる?
と思いながらも承諾)と言われたんですが、運ちゃんがシシカバブを追加したので380元とのこと。
運ちゃんは追加したときにお店の人が料金のことを何も言わなかったので、300元の中に納まっていると勘違いをしたらしいんですね。
そこで“運ちゃんVSおねーさん”のバトルが展開されたんです。
「どーせ外国人なんだから、お金持ってるんでしょ。払わせればいいじゃん」というおねーさんに対し、運ちゃんはものすごい剣幕で怒って、私の「いいよ。払うよぉ」という言葉にも耳を貸さず、最後には300元握って、「いるのか、いらないのか!いらないなら帰るぞっ!!」とすごみ、とうとう300元だけ渡してその場を去ったんです。
運ちゃんの勘違いもいけなかったんですが、私たちにお金を払わせれば済んだことなのに、「いいんだ、いいんだ。もともと高いんだから払う必要なんか無い」(そういう運ちゃんも空港で私たちにすごい金額ふっかけてきたんだよ!覚えてる?と突っ込みたくなっちゃいました)と一生懸命にバトルしてくれた運ちゃんにウイグルの男気を感じました。
こんなトラブルも旅のいい思い出として一路敦煌へと向かいました。

敦煌は世界遺産で有名な莫高窟観光と砂漠でラクダに乗ることが目標でした。
莫高窟はすばらしい!の一言です。約1600年前から造形が始められたといわれる石窟のなかに仏像や壁画が現存しているんですよ。
こんなに長い年月すばらしい状態で保存できたのも敦煌の乾燥した土地にあるからなんでしょうね。
そして砂漠へ。砂漠では100頭以上いるんではなかろうか。
というくらいラクダがたくさんいて(観光用の)さっそくラクダに乗ることに。
ヒナちゃんはもちろんのこと私たちもラクダ騎乗は初体験!
座っている状態のラクダにまたがり、出発!!びっくりしたのが立ち上がる瞬間です。ぐぅ〜んと立ち上がるときはおもわず“おぉぉっ”っと叫んでしまいました。ラクダの背中で揺られながら「月の砂漠はぁ〜」なんて口ずさんだのは私達だけではないはずです。
砂山の上に到着したときは感無量でした。砂丘にできる日向と日陰のコントラストは絶景でした。ヒナちゃんはこの日1歳の誕生日を迎え、砂山の頂上からハッピーバースデーの歌を歌ったバカ親2人。
ちょっとヒナちゃんには過酷な旅かもしれないけれど、こんなのもアリだよねと納得してもらいました。
こうして6日間の旅を無事に終えることが出来き、なによりよかったのはヒナちゃんの体調が崩れなかったことでした。
赤ちゃん連れの旅で役立ち情報を一つ。これはご存知の方も多いかもしれませんが、急な発熱の場合みなさんどうされていますか?
「冷えピタ」なんていうお役立ちグッズもありますが、紙オムツが代用できるんですよね。
まず紙オムツの真ん中を残して適当な大きさにきります。それに水を含ませて冷凍庫で適度な硬さに凍らせると、あら簡単!氷枕の出来上がりです。
一度凍ったオムツはなかなかもとに戻らないという特性があるそうなんです。
旅先で急な発熱の時は是非お試しあれ!

 

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